暇潰しにラノベ感想&時々イベントの感想もあるよサイト
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死図眼のイタカ 感想
死図眼のイタカ
死図眼のイタカ
著者:杉井光/イラスト:椎野唯 評価:☆☆☆★★

 地方都市・伊々田市を支配する、謎多き女系一族――朽葉嶺家。四つ子の姉妹から一人を跡継ぎとして選ぶ、二十年に一度の儀式が近づいていた。次期当主の婿として育てられた少年、朽葉嶺マヒルの周囲では、儀式が迫るにつれて不可解な少女猟奇殺人が頻発するようになる。やがてマヒルの元に現れる、鴉を連れた黒衣の少女。人ならざる存在“GOOs”を狩る組織の一員、“殲滅機関の遺影描き”――藤咲イタカ。彼女との出逢いによって、マヒルは伊々田市の血塗られた歴史に潜む魔と対峙する……戦慄の伝奇ミステリ。

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 内容は結構ダークで、伝奇物の中でも後味の悪い部類にはいります。周囲での猟奇殺人はまだしも、一緒に暮らしていた姉妹が次第に殺されていくという展開はちょっときついですね。このある程度の理不尽さは「昔話」にはよくあることですが、それでもねえ…。
 ヒロインとしてイタカが出てきますが、あまりヒロインらしくないヒロインですね。どちらかといえば、遠くから状況を眺めているアドバイザー役という感じです。
Posted by : ななかの | 一迅社文庫 | 16:13 | comments(0) | -
さくらファミリア! 感想
さくらファミリア!
さくらファミリア!
著者:杉井光/イラスト:ゆでそば 評価:☆☆☆☆★

 高校一年の冬、父がとんでもない額の借金を残して失踪。天涯孤独がけっぷちの身となったぼくのもとに、いきなり押しかけてきたのは――神の子を名乗る双子の聖少女、エリとレマ。さらには大天使ガブリエル、おまけに幼女化した魔王まで?どいつもこいつも借金を抱えていて、しかも全部ぼくのせいだという。聞けばぼくは前世で、とんでもないことをしていたらしい。やがて迫る謎の借金取りの魔手に、ぼくらはにわか家族として無理矢理結束し、立ち向かうことになる…二千年の時を超え、総額三億円超にふくれあがった負債との、神魔入り乱れた無駄に壮絶な戦いが今はじまる!
 杉井光が踏み込んではいけない新境地を切り開いてしまった、ドタバタ借金ラブコメディ開幕。

さくらファミリア!2
さくらファミリア!2
著者:杉井光/イラスト:ゆでそば 評価:☆☆☆☆★

 神も悪魔もなぎ倒した借金大戦から一週間――天使も魔王も神の子も、ぼくに家事を押しつけ、楽しく居候生活を送っていた。
 そんなある日ぼくの家に、またしても送りつけられた怪しげなクール宅配便。中身は、エリやレマそっくりの顔をした、体長30cmの『聖霊』だった。
「ごめんなさい、くっついちゃってごめんなさい……」
 聖霊の力を接着剤にして、砂漠谷姉妹が「合体」、ついに《御子》が現世に降臨!?そんなことになれば、エリもレマも消えてしまう!さらには新たな使徒もメイドさんを百人連れて襲来、ぼくは愛する(?)即席家族を守るため、再びユダの力を手に立ち上がる――
 神をも恐れぬドタバタ借金ラブコメ、光速LOVE寄せの第2弾!

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 キリスト教関係の方の目に触れれば大顰蹙間違いなし。そんな危ない内容満載ですが、大丈夫なんでしょうか。無事3巻でるのか?
 他方では「さよならピアノソナタ」のようにまじめな感動話を書いているのに、こちらは完全にギャグ&ラブコメでその主成分はセクハラでできているという、まったくベクトルの向きが合わないジャンルになっています。頭を空っぽにして楽しむぶんには非常に面白かったですね。
Posted by : ななかの | 一迅社文庫 | 17:45 | comments(0) | -
ルーク&レイリア アルテナの少女
アルテナの少女
アルテナの少女
著者:葉山透/イラスト:ひだかなみ 評価:☆☆☆★★

 誘拐された妹を助けてほしい――。
 凄腕ハンター・ルークの今回の仕事は、儀式の生贄にされようとしている少女を救い出すこと。金の瞳をもつ美女・レイリアと共に、孤島の遺跡に向かったルークだったが……!?
 遺跡の謎に挑むルークたちの前に、謎の教団の女剣士、そしてハンター専門の死刑執行人ハンタージャッジが立ちふさがる!遺跡に眠る、アルテナの民の財宝とは……?
 葉山透の大人気シリーズ完全版第2弾登場。

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 富士見ミステリー文庫からの復刻完全版。そのため謎解き要素が非常に多いです。ただし主人公はハンターのため、アクション要素も非常に多め。考えてみればスレイヤーズも謎解き要素はありましたが、ちょうどあの程度の比率(アクション:謎解き)でしょうか。今回は女性がしっかりしている分、男性はへんなのが多いです。でもどこか憎めないんだよなー。
Posted by : ななかの | 一迅社文庫 | 21:50 | comments(0) | -
ANGEL+DIVE 2. REUNION 感想
ANGEL+DIVE 2
ANGEL+DIVE 2
著者:十文字青/イラスト:蒼稀シン 評価:☆☆☆★★

 下法と呼ばれる魔術を巧みに操るローラン兄妹を撃退し、見事にトワコを守りきった夏彦や真鳥姉妹たち。これまで逃亡生活を続けていたトワコも、相楽家に身を寄せることになり、彼らの生活も次第に普段の落ち着きを取り戻していくかと思われた。
 だが、桜慈との出会いや、真鳥姉妹の父親の消息判明により、夏彦はまたも事件に巻き込まれていくのだった……。
 さらに、意外な人物たちが再会“REUNION”を果たし――平凡な日常は終わりを告げる。
 十文字青が贈る加速し続ける物語『ANGEL+DIVE』衝撃の第2弾!!

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 前回のとんでもない引きの所為で続編がどうなるか気になって仕方なかったのですが、見事にその話は放り投げてあって、普通に物語がはじまった(しかもラブホテルから)のはびっくりしたよ。ともあれ今回はほぼ真鳥姉妹と工藤の話です。真鳥姉妹の日常の崩壊と過去(父)と決別するまでの話に、夏彦とはあらゆる意味で正反対の性格をした工藤との付き合いの過程の話が加わっているという感じです。今回でひとつの話を終わらせようとするのではなく、様々な人間関係を交えて後編に流れていこうという意志のみえる、つなぎの回だという感じを受けました。ですから、これから話が良くなるのも悪くなるのも次の展開次第ということですね。次は冬刊行らしいから、ずいぶん間が開いてしまうのが残念です。せめて11月に出してほしいなぁ。
Posted by : ななかの | 一迅社文庫 | 21:24 | comments(2) | -
ANGEL+DIVE 1.STARFAKE 感想
ANGEL+DIVE 1
ANGEL+DIVE 1
著者:十文字青/イラスト:青稀シン 評価:☆☆☆★★

 温厚を通り越し自分に害をなす相手にまで心優しい損な少年・夏彦。いつも相手のことを第一に考え、自分のことは後回しばかり。幼馴染には心配をかけ、小学生の妹には叱りつけられる毎日。そんな頼りなく受動的な夏彦が、ある日偶然出会ったトワコという少女に不思議と心惹かれてゆくことに。
 ――しかし、出会って間もなく彼女は姿を消してしまう。釈然としない夏彦は同級生たちの力を借りて彼女の捜査に乗り出すも、同じく彼女を追っている者たちと遭遇し……!?今、運命に翻弄される少年少女たちの物語が幕を開ける!!

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 創刊時ラインナップの一作。著者は薔薇のマリアを書いていた方のようですね。残念ながら未読ですが。主人公・夏彦が不思議な少女と出会い、いなくなってしまった彼女を探すために友達と一緒に行う小さな冒険。そして少年はひとつ成長する…というような感じだと途中まで考えていたのですが、最後のエピローグがで大どんでん返しがあります。これで続きが気にならないといえば嘘になってしまいますね。
 この作品でもっとも特徴的なのが夏彦です。無感動症といえばいいのでしょうか、とかく相手の感情がわからない。しかし一般的善悪は知っているため、対応が機械的になっているんですね。サブキャラではよくあるキャラですが、主人公というのは珍しいかも。一方でサブキャラの真島姉は過剰に感情(攻撃)的なので、グループとしてのバランスは取れているかもしれません。残りのキャラは他人と同調してしまうため自己が希薄な真島妹と、猫占い師の希有。二人とも不思議ちゃんですね。
 だれもが普通とはかけ離れたところにいるため、キャラの個性が強すぎると感じるかもしれませんが、そんな彼らが“普通のこと”をどのように感じ、何を学ぶのかが、この作品で楽しめる部分なのではないかと思います。
 まだまだ謎だらけで展開が読めません。続編が待たれるところです。
Posted by : ななかの | 一迅社文庫 | 17:57 | comments(0) | -
ある夏のお見合いと、あるいは空を泳ぐアネモイと。 感想
ある夏のお見合いと、あるいは空を泳ぐアネモイと。
ある夏のお見合いと、あるいは空を泳ぐアネモイと。
著者:朱門優/イラスト:鍋島テツヒロ 評価:☆☆☆☆★

「――ほら、わんちゃん。いつものようにお散歩、しますわよ?」
 ちょっぴり変わったその片田舎の町の名は、十五夜草町。
 そこに住まう『日輪』と、その幼なじみの『穂積之宮いちこ』。二人は実に仲睦まじい──主従関係にあった。
 いちこは由緒正しい神社の巫女だが、とんでもないドS巫女。輪は今日も今日とて、下僕扱いされるペットな日々を送っていた。そんないちこが突然、
 真っ赤な顔で申し込んできたお見合い。でも、その『お見合い』は普通とはちょっと違っていて──?

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 あまりに典型的ないちこのツンデレっぷりに狙いすぎている感がただよってしまって、最初は物語にのめりこめなかったのですが、いちこの真意が明らかになっていくにしたがって面白くなってきます。メタ的キャラクター性から、飾り立てることのない自然なメンタルのキャラクターへの移行、それが面白く感じました。子供のころの思い出を題材にするにあたり、純和風的な神社などの舞台を持ち出したというのも、好印象を受けるポイントになっていると思います。
 最初は読む人を選ぶかもしれませんが、後半に行くほど面白くなっているので、ぜひ手にとってもらいたい作品ですね。
Posted by : ななかの | 一迅社文庫 | 23:04 | comments(0) | -
ルーク&レイリア 金の瞳の女神 感想
金の瞳の女神
金の瞳の女神
著者:葉山透/イラスト:ひだかなみ 評価:☆☆☆★★

 戴冠式のさなか、密室で胸を刺された次期法王が発見された!
 凄腕のハンターだった過去を隠し、セレスの街で妹と平和に暮らすルークは、金の瞳をもつ謎の美女・レイリアと出会い、彼女と共に事件に巻き込まれることに……。
 金の瞳の女神像に見守られる街で、事件をめぐり人々の想いは交錯する。事件を追う二人を待ち受ける驚くべき真実とは……!?
 葉山透の人気シリーズがついに完全版で登場!

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 一迅社アイリスにて発刊された中で自分が購入した、記念すべき第一冊目。レーベルとしては女性向けのようですが、たまたま葉山さんの名前があったので、自分でも読めるだろうと思って購入しました。実際普通の王道的ファンタジーにちょっとミステリー要素をいれた内容で、普通にスイスイ読めましたよ。読み終わった後調べてみたら、前にミステリー文庫で発行されたものに加筆修正したものみたいですね。道理でアイリスの他作品と毛色が違って見えたわけだ・・・。
 病気の妹のためにと、悪どい事さえ行ってきたハンターのルークと、彼を追いかけてやってきた高飛車なレイリア。ある日二人が参加した儀式において殺人事件が発覚し、二人はその事件の真相を追い求めることになる、という手堅い内容です。キャラクターもどこか憎めないものばかりなので、安心感がありますね。見所はルークのシスコンっぷりですかね。これさえなければかっこいい主人公なんですがw
Posted by : ななかの | 一迅社文庫 | 20:11 | comments(0) | -
黒水村(クローズむら) 感想
黒水村
黒水村
著者:黒史郎/イラスト:ニリツ 評価:☆☆★★★

 漆黒の森、底知れぬ闇をたたえた深い山。
 光なき、黒い影に囲まれた山村「庫宇治村」。
 単位の足りない生徒のため組まれた課外学習の一環でこの村を訪れた、立花玲佳たち七人の生徒と引率の片平教諭は、この地に隠された恐ろしい伝承と名状しがたきものの存在を目にする。
 そして村に黒い雨が降るとき、耐え難き苦痛の記憶とともに死んだはずの者たちが目覚める。
 この村に隠された秘密とは。そして、黒き雨の降る地に花咲き実る、鮮血の色をした果実「アカモロ」の正体とは何か?
 新進気鋭のホラー作家、黒史郎による渾身の閉鎖村ホラー、ここに開幕。

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 一迅社文庫発刊の第一弾。農村に伝わる恐ろしげな伝承、その土地を徘徊する怪物との遭遇、そして次第におかしくなっていく村人たち。過疎化した村を舞台にして起こる怪現象により、あまりに不条理に死んでいく仲間たち。著者がみずから言っているとおり、B級ホラーといって差し支えない内容でした。
 あまりにあっさり死んでしまうので、途中まで主人公の立花が考えたホラー小説のプロットなのではないかとメタ的構造を予想したんですが、そんなこともありませんでしたし。わけもわからず次々と事態が進行していくという展開は確かにホラーとしては面白いんですが、あまりキャラクターに魅力がなかったというのがマイナス点ですね。やはり、ラノベはキャラクターに魅力がなくては。主人公を最後まで牽引してくれるのが、我侭で金持ちで遠慮を知らないというマイナス要素ばかりのリョウというのも、ちょっと嫌ですし。ホラーゆえの後味の悪さ付け足すことには成功している気がしますけどね。
Posted by : ななかの | 一迅社文庫 | 17:07 | comments(0) | -
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