暇潰しにラノベ感想&時々イベントの感想もあるよサイト
スポンサーサイト

一定期間更新がないため広告を表示しています

Posted by : スポンサードリンク | - | | - | -
<< プリンセスはお年頃!3 読了 | main | ネクラ少女は黒魔法で恋をする4 読了 >>
ミミズクと夜の王 読了
ミミズクと夜の王
ミミズクと夜の王
著者:紅玉いづき/イラスト:磯野宏夫 評価:☆☆☆☆☆

 魔物のはびこる夜の森に、一人の少女が訪れる。
額には「332」の焼印、両手両足には外されることのない鎖。自らをミミズクと名乗る少女は、美しき魔物の王にその身を差し出す。
 願いはただ、一つだけ。
「あたしのこと、食べてくれませんかぁ」
 死にたがりのミミズクと、人間嫌いの夜の王。
 全ての始まりは、美しい月夜だった。
 ――それは、絶望の果てからはじまる小さな少女の崩壊と再生の物語。
 弟13回電撃小説大賞<大賞>受賞作、登場。

--------------------------------------------------------------------------------
 漫画系イラストのないラノベというのも久しぶりですが、この選択は正解だったように思います。まさに児童文学だと思わせてくれる秀作。そして、カバーのおぼろげなミミズクの絵は、森の中で死にたがっている様子を上手く表現できていますね。

 有川浩さんが帯で「奇をてらわないまっすぐさに負けました」と語っていらっしゃいますが、まさにその通り。特別な何かが起こるわけではないまっすぐなストーリーなのに、最後にはジンと感動してしまいました。それだけ心理描写が的確であり、まっすぐ人に訴えかけている為でしょうね。読了後はそうでもなかったのですが、しばらくして思い出したときにほろっと来てしまいました。最近は漫画的というかオタク的展開が多い中、こういった真っ直ぐな作品は逆に新鮮に感じてしまいます。

 この作品の中には悪役はいません。ただそれぞれが少しずつ気持ちを掛け違えていたために、少し悲しくて綺麗な事件が起こったということ。現代社会において綺麗な物語というのは中々お目にかかれないものだからこそ、感動できるのでしょうね。これは久々に人にお勧めしたいと思えた作品です。
Posted by : ななかの | 電撃文庫 | 18:24 | comments(0) | trackbacks(1)
スポンサーサイト
Posted by : スポンサードリンク | - | 18:24 | - | -
コメント









この記事のトラックバックURL
http://nanakano.jugem.jp/trackback/247
トラックバック
樋口 一葉(ひぐち いちよう、1872年5月2日(明治5年3月25日) - 1896年11月23日(
| 松山ブログ | 2007/06/11 5:51 PM |
TOP